(過ぎたことは忘れちまえ)つらつら書くなり
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まぁ宮台のサブカル論が結構面白かったので、その流れで
東浩紀をフォローし始めたのですが、なかなかの壊れっぷりで、
かなりオタク度が高い私でも付いていけない点がかなりあります。
でもなかなかやってることや言ってることは面白いのでしばらくフォローしてみようかと思います。
十年くらい前から宮台真司がサブカル論から日本社会を語る活動というのをはじめて、
その当時はまだ高校生くらいだったし、あまり興味もなかったのだけれど、
今になってから彼の本を読んでみると結構的を得たことがたくさん書いてあるので、
思索の参考になります。(ちなみに今「なります」をうっかり変換したら「成増」になった)
特に最近の萌えキャラ全盛には常々疑問を抱いていたので、
結構参考になりました。
あとはその手のヲタ作品の分類とかもわりと納得いく感じでしたね。
セカイ系(エヴァンゲリオンとか)から空気系(けいおん!、らき☆すた)・学園異能系(灼眼のシャナ)みたいなところは、たぶん最初期のセカイ系は読んだことがあったんだけど、それ以降の物は全然触れてなかったので、どんなものか理解するのが難しかったですが、今は動画投稿サイトっていう便利なものがあるのよね,,,
ふつうに面白いものも、見るに堪えないものもたくさんありましたが、
なんかこう,,,中二病とか、そういうものもまとめて理解した気がします,,,
大雑把に言うと、SF&ファンタジー系の作品というのは日本で出始めのころは、海外のファンタジーを踏襲したような異世界冒険がメインで、壮大な?世界観のもとにヒーローが活躍する設定が多かったのが、コンテンツとして消費されつくした&社会情勢が変わったので、「世界平和」とか「社会の危機」より(思うに、こういうコンテンツを作っていた世代は戦中戦後派が多い)、「日常の鬱屈」とか「日常の退屈さ」(高度成長期以降)に対抗するためのコンテンツが、必要とされるようになった。そんなわけで、ヲタ向け作品は舞台を「異世界」から「現実社会(日常)」へシフトしていったわけね。しかも、凡人の日常っていうのは限られた範囲で展開されるために、登場人物もどんどん減る。そして、登場人物が自由に行動できるようにするために様々な設定を駆使して、現実にはあるであろうさまざまな障害を作品から削除して行き、最終的に残るのは「理想的なキャラ像」だけっていう結果になった。
「ツンデレ」とか「妹キャラ」とか、そういう属性だけが残って、社会関係は完全無視。
なぜなら現実社会の人間関係などを私的領域で無関係化するために消費するコンテンツだから。そして「キャラ」をひたすら愛でる行為を通して、社会とは関係のないコミュニティを形成する。
けいおん!とか社会現象になるくらいの作品は上に描いたようなことだけじゃなくて、
現代日本人のほぼ9割以上が卒業していると思われる高校生活を、
つまらない要素を一切排除して、「あぁこんな生活がおくれたらいい(よかった)のに、、、」って思わせる、そういう仕組みが実に巧妙だとも思います。
この点では空気系(大体マンガ)も学園異能系(大体ラノベ)も同じかな。
空気系はキャラ萌え路線、学園異能系は中二病路線だと思うけど、
まぁそんなにたくさん見たわけじゃないからその辺はあいまいです。
社会現象っていうのは必ず理由とか機能があるんだよね。
このほかにも今興味がある分野が「ニコ生」とかの素人放送とそのコミュニティなんだけど、まだまだ見た量が少なくて分析できません。もう少しこの辺も考えてみたいと思っています。
東浩紀をフォローし始めたのですが、なかなかの壊れっぷりで、
かなりオタク度が高い私でも付いていけない点がかなりあります。
でもなかなかやってることや言ってることは面白いのでしばらくフォローしてみようかと思います。
十年くらい前から宮台真司がサブカル論から日本社会を語る活動というのをはじめて、
その当時はまだ高校生くらいだったし、あまり興味もなかったのだけれど、
今になってから彼の本を読んでみると結構的を得たことがたくさん書いてあるので、
思索の参考になります。(ちなみに今「なります」をうっかり変換したら「成増」になった)
特に最近の萌えキャラ全盛には常々疑問を抱いていたので、
結構参考になりました。
あとはその手のヲタ作品の分類とかもわりと納得いく感じでしたね。
セカイ系(エヴァンゲリオンとか)から空気系(けいおん!、らき☆すた)・学園異能系(灼眼のシャナ)みたいなところは、たぶん最初期のセカイ系は読んだことがあったんだけど、それ以降の物は全然触れてなかったので、どんなものか理解するのが難しかったですが、今は動画投稿サイトっていう便利なものがあるのよね,,,
ふつうに面白いものも、見るに堪えないものもたくさんありましたが、
なんかこう,,,中二病とか、そういうものもまとめて理解した気がします,,,
大雑把に言うと、SF&ファンタジー系の作品というのは日本で出始めのころは、海外のファンタジーを踏襲したような異世界冒険がメインで、壮大な?世界観のもとにヒーローが活躍する設定が多かったのが、コンテンツとして消費されつくした&社会情勢が変わったので、「世界平和」とか「社会の危機」より(思うに、こういうコンテンツを作っていた世代は戦中戦後派が多い)、「日常の鬱屈」とか「日常の退屈さ」(高度成長期以降)に対抗するためのコンテンツが、必要とされるようになった。そんなわけで、ヲタ向け作品は舞台を「異世界」から「現実社会(日常)」へシフトしていったわけね。しかも、凡人の日常っていうのは限られた範囲で展開されるために、登場人物もどんどん減る。そして、登場人物が自由に行動できるようにするために様々な設定を駆使して、現実にはあるであろうさまざまな障害を作品から削除して行き、最終的に残るのは「理想的なキャラ像」だけっていう結果になった。
「ツンデレ」とか「妹キャラ」とか、そういう属性だけが残って、社会関係は完全無視。
なぜなら現実社会の人間関係などを私的領域で無関係化するために消費するコンテンツだから。そして「キャラ」をひたすら愛でる行為を通して、社会とは関係のないコミュニティを形成する。
けいおん!とか社会現象になるくらいの作品は上に描いたようなことだけじゃなくて、
現代日本人のほぼ9割以上が卒業していると思われる高校生活を、
つまらない要素を一切排除して、「あぁこんな生活がおくれたらいい(よかった)のに、、、」って思わせる、そういう仕組みが実に巧妙だとも思います。
この点では空気系(大体マンガ)も学園異能系(大体ラノベ)も同じかな。
空気系はキャラ萌え路線、学園異能系は中二病路線だと思うけど、
まぁそんなにたくさん見たわけじゃないからその辺はあいまいです。
社会現象っていうのは必ず理由とか機能があるんだよね。
このほかにも今興味がある分野が「ニコ生」とかの素人放送とそのコミュニティなんだけど、まだまだ見た量が少なくて分析できません。もう少しこの辺も考えてみたいと思っています。
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