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(過ぎたことは忘れちまえ)つらつら書くなり
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今日は、たまたま用があって銀座に行ってきた。
用が済んで帰ろうかと駅へ向かうと、
歌舞伎座の前に大きな垂れ幕がかかっていた。
歌舞伎座です
「義経千本桜」は有名な演目ですよね。

正直に言うと、内容はよく知らなかったのですが、
まぁ見てみるのも悪くないかと思って値段を見てみた。
正確には記憶していませんが、A席が1万二千円
b席が八千円 c席が三千円ぐらいだったので、
やめようかと帰りかけたのですが、
よくよく見ると一幕だけ見るというチケットがある。

これまた知らなかったのですが、今日やっていた
義経千本桜は「通し狂言」といわれるもので、
朝から夜までかけて、一つの作品を演じるというもの。
つまり、1~2時間の芝居を4~5幕演じる形式なのでした。

一幕いくらかというと、千円でした。
プロ(しかもトップクラス)の芝居を二時間見て千円というのは
破格の値段だと思うがどうだろうか。

ちなみに四階席だったので、役者はかなり遠くにいるのですが、
舞台全体がちゃんと見られるように配慮されていて、
なかなかいい雰囲気でした。
観客席の間を通るようなせり出した部分は見えないのですが、
その部分で演じられることはほとんど無いので、
ほぼ全部を見ることができます。

みた芝居の内容はこんな感じ:

第二幕 渡海屋(とかいや)
義経が鎌倉幕府に追われて九州へ落ち延びるとき、
ある一軒の船宿で船を借りようとするが、
実はそこの船宿は平家の残党(平知盛)が張ったわなだった。
船着場で襲われるのだが、義経と弁慶が返り討ちにする。
襲撃が失敗したと知った平家の女官たちは、
みな海に身投げをしてしまい、
そのときにまだ幼い姫を道連れにしようとするのだが、
それを義経がやめさせる。

平知盛は、最後の最後まで義経を切ろうとするのだが、
義経の姫への情けを知って自らも海へ身投げをして、
女官や部下たちの後を追ったのだった。

なかなか文字にし難いが大体こんな感じでした。

たまたま隣にスペイン人の女の子が座って、
さらにその隣にウルグアイ人のおばちゃんが座る、
という偶然のめぐり合わせもありました。
手持ち無沙汰そうにしていたので、
幕間に内容をさらっと説明してあげたりして、
これも日西友好の為になるかなぁとひとりで考えたりもした。

そうそう、
「たまや!」とか「かぎや!」とか合いの手を入れるのがありますよね。
あれを実際にやっているのをはじめてみました。
「高砂屋!」とか「常磐屋!」とか、
合いの手を入れるのがうまい人と下手な人がいて、
下手な人は役者のせりふが始まるところに入れてしまったりして、
役者が一瞬息をこらえたりするという一幕もありました。
まぁああやって客も練習しないといつまでたってもできないから、
役者の方でも仕方が無いことだと割り切っているのでしょうね。

なんだかまた行ってみたくなるほど、上質の演劇でした。
今度は普通のチケットを買って、せめてC席には入りたい,,,
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